勤続25年無事故 死亡の関谷さん 力振り絞り最後までブレーキ

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008041202003198.html

熊谷支店長によると、事故の際、タイヤの直撃を受けながらもハンドルを放さず、自力でブレーキを踏んでいるのを同乗の女性バスガイドらが見ていたという。バスは蛇行することなく停車した。
熊谷支店長は「運転技術もさることながら、いつもお客さんを第一に考えていた彼らしい」と無念さをにじませながら、最後の行動をたたえた。

東名高速道路ではずれたタイヤの直撃を受け亡くなったバス運転手の方ですが、上記のような事故の状況を見ると、自身の身を守ることを優先していれば運転席から素早く離れ生命が助かったのではないか、乗客のことを考えハンドルを握り続け運転席から離れなかったことで、避けられないままタイヤの直撃を受けてしまったのではないか、と思わずにはいられません。
事故当日が誕生日であった、という偶然も、お気の毒としか言いようがありませんが、最後までプロとしての職責を全うしたその姿は、立派であり賞賛に値すると思います。