大阪書籍社長、23億円流用か 教科書大手

http://www.asahi.com/national/update/0412/OSK200804120031.html

同社は1909(明治42)年創業の老舗(しにせ)。10日に大阪地裁に民事再生法の適用を申請した。少子化による生徒数の減少や教科書価格の引き下げで、主力の教科書事業が苦戦を強いられる中で、新たに参入した不動産事業の失敗が引き金となり、行き詰まった。

教科書事業というものは、利益が少ないとしても確実に売上が確保できるもので、なぜ破綻したのか不可解でしたが、この記事を読んで、背景や原因が理解できました。昨年6月に外部から招かれた、不動産業界出身という社長にかなり問題があったようですが、教科書の会社が畑違いの不動産業に進出したところで、既に破綻の種が確実にまかれていたと言えるように思います。
世の中それほど甘くない、餅は餅屋、金に目がくらんでやったこともない畑違いの分野に安易に手を出したりすべきではない、ということでしょう。