都会の弁護士、狭き門 修習生、わずかなイスに殺到

http://www.asahi.com/national/update/0401/TKY200804010396.html

ただでさえ厳しい競争に、首都圏志向が拍車をかける。東北などの地方で弁護士が不足するなか、今回は秋田や広島など首都圏以外からの参加者は全体の2、3割にのぼった。九州地方から来た男性(29)は「大きな事案を扱いたい」といい、別の男性(26)も「都市部と地方では情報量が違う。首都圏の方が専門性を高められる」と訴える。

司法修習生の都会志向は昔からのもので、今に始まったことではありませんが、弁護士が増え競争が激化し落伍する可能性も高いところに、わざわざ身を投じるリスクということも、よく考えたほうが良いでしょう。
都会にいても、扱っている案件の大部分は、大きな案件ではなく、小さな、ごく当たり前の案件、という人のほうが圧倒的多数で、その点、むしろ都会ではないほうが、弁護士の絶対数が少ない分、大きな案件を取り扱える可能性が高いとも言えます。また、これだけインターネット等で情報がとれる時代ですから、都会ではなくても十分に情報を摂取し専門性を高めることも、私は可能だと思います。
目の前のことだけを考えるのではなく、5年後、10年後、15年後の自分、といったことも長期的に考えながら就職活動をする必要性を感じます。
私は、この年でもう今更、という状態なので、このまま頑張るだけです。

追記:

神奈川県から来た女性(27)は、複数の事務所にメールや履歴書を送っているが、反応がなかったり、そのまま送り返されたりしている。「想像以上に厳しいです」

上記の記事にはこうありますが、私のところには、メールも履歴書も来ないですね。来ても採用しません(できません)ので、今後とも間違っても送らないでください。