「センス悪い」と鳩山法相、裁判員制度の看板こき下ろす

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080325-OYT1T00562.htm?from=navr

皇居や日比谷公園に面した同省旧庁舎の解体工事現場の囲いに、「裁判員参上!」「よろしく裁判員」と赤い字で大書した看板2枚(縦約2メートル、幅約7メートル)が掲げられたのは今月19日。

鳩山法相は「市民のいいセンスを裁判に取り入れるのが裁判員制度なのに、(看板は)センスがない」と、石関議員に同調した。

私も、あまりセンスが良い看板であるとは思いませんが、制度自体が、相当の問題を抱えているので、そういった制度にはこの程度の看板でも十分すぎる、という気もします。
私の場合、人の上に立つことがないまま現在に至っていて、今後もそういう立場に立つことはありませんが、自分の部下、指揮命令系統の下で働く人々のやった結果が批判の対象にされた場合、一生懸命やった結果が問題になっているのであれば、是正の必要があるとしても、上に立つ者として、現場の人々の、今後のやる気をそぐような物の言い方は避けるべきではないかと思います。センスがないなと思っても、それを、答弁の場であからさまに言うのではなく、「ご批判は謙虚に受け止め是正の方向で考えたい」と言って速やかに是正すれば済むことで、大人げない男だな、と改めて思います。こういう男なので、次々と問題発言を繰り返し、世間の怒り、失笑をかっているのでしょう。
こういう物言いしかできないところが、この法務大臣の、金持ちの家に生まれ莫大な資産を持ち苦労もなく世渡りしてきた末の幼稚、未熟な人間性をよく現しているという印象を受けます。