横浜市立大・副学長、長女の博士号学位審査で主査

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080326-00000001-yom-soci

副学長は、医学研究科にいた長女の論文審査で、審査員トップの主査を務めた。長女は2005年3月、学位を取得した。

副学長は自身を主査に推薦していたという。

私が理解している「普通の日本人」の常識では、こういった場合、身びいきで学位を与えた、といった不明朗な事態を避けるため、自らはそういった立場に身を置かない、という行動をとるべきだと思いますが、この副学長先生は、そういった普通の日本人の常識を持ち合わせない、普通ではない日本人なのでしょう。
そういった普通ではない日本人が副学長を務める大学で学ぶ人々が、次々と普通ではない日本人になってしまわないか、心配です。
「医学博士」という肩書は、金(賄賂)と引き換えとか、親が主査を務めたりして与えられている、その程度のくだらないもの、ということなのかもしれません。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E5%8D%9A%E5%A3%AB

によると、

伝統的に日本のほとんどの公立・大病院では部長職以上になるためには博士号取得を条件に挙げており、多くの医師が医局から離脱できない弊害をもたらしてきた。つまり医局から博士号をもらえなければ臨床医としてのキャリアに支障をきたすわけである。

とあり、医師としての真の知識、能力を示すものというよりも、一種の醜い利権構造の中での形骸化した称号と化している、という面がありそうです。