http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20080318-336848.html
弁護側はあらためて無罪を主張し、女子高生の着ていた服の繊維鑑定など、約10項目にわたる再度の取り調べ請求をした。しかし、田中康郎裁判長はすべて却下。即日結審し、1カ月後の4月16日、判決を言い渡すとした。
「手鏡」で話題になった、あの先生ですが、1回結審で次回判決、ということになってしまいました。
刑事の控訴審で、こういうパターンは多く、そのほとんどは控訴棄却となります。ただ、すべてがそうなるわけではなく、原審の証拠と、1回結審とは言え控訴審で取り調べた証拠に基づいて、特に量刑不当が認められ、原判決が破棄されることもあって、一回結審、即、控訴棄却とも言い切れません。
この先生のケースでは、報道を見る限り、有罪判決を宣告した原審の証拠構造は、かなり強固なものと思われ、その中での上記のような訴訟経過を見ると、判決は、被告人にとってかなり厳しいものになる可能性が高いのではないかと思われます。