JAL機、英語の指示聞き違え滑走か 新千歳空港

http://www.asahi.com/national/update/0217/TKY200802170172.html

管制官が502便に出した指示は、「expect immediately takeoff」(直ちに離陸するよう備えよ)という英語だった。国交省監修のマニュアルにはない表現だが、混雑時などに国際的に使われているという。この表現では、冒頭の「expect」(予期する)を聞き落とした場合、「immediately takeoff」(直ちに離陸せよ)と受け取れる。調査関係者は、操縦士がこの後段部分に影響され、離陸を許可されたと誤認した可能性があるとみている。

操縦士、管制指示復唱せず 新千歳の日航機トラブル
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008021701000435.html

では、

指示の復唱は、トラブル防止策として社内で規定され徹底が求められていた。502便の操縦士らは離陸許可が出たと誤解して滑走を始めており内容を確認していれば、トラブルは防止できたとみられる。 一方、管制官は通常は離陸許可の交信にしか使わない「テークオフ(離陸)」という用語を使用して502便に指示。操縦士に離陸許可が出たと勘違いさせるきっかけになったとみられる。

とされていて、この種の、ちょっとしたコミュニケーションの行き違いから生じる重大な結果(幸い、本件ではその一歩手前で食い止められましたが)発生の危険性、ということを考える上で、興味深いケースのように思われます。
私自身も、今まで注意し、失敗したこともあり、今後も注意しなければならないことですが、言い間違い、聞き間違いから来る過誤の危険性は常にあって、防止のためには、できるだけ明確な言葉で伝え、聞く側もわからなければ遠慮なく聞き返し、また、大切なことは復唱して確認する、ということを励行することが必要ではないかと思います。恐いのは、「慣れ」から来る緊張感の欠如や思い込みであり、上記の記事にあるトラブルも、そういった原因がいくつか絡み合って起きた可能性が高いでしょう。
原因が徹底的に究明され、再発防止のための対策が十分講じられることを望みたいと思います。