13年前の万引きに謝罪の手紙 「私はクリスチャン」

http://christiantoday.co.jp/society-news-689.html

手紙には「私はクリスチャン」「13年ほど前、つくば店内からパーカ1着を万引してしまいました」という罪の告白と、「盗みをしている者は、もう盗んではいけません」(エペソ4:28)という聖句を引用した謝罪の言葉が書かれていたという。

という報道は、他のニュースでもありましたが、以下のようなコメントは、いかにも、クリスチャントゥデイらしい、と感じ入りました。

手紙を送った人物が13年間、罪の意識を抱いていたのか、どういう経過で今回の「悔い改め」となったのか、イエスを知る前か後かなど詳細はわからない。しかし、キリストの教えによって過去の罪に対する意識が高まったということは明らかなようだ。
黙っていてもわからない。匿名であるが、それを形にしてこのように罪を償おうとする姿勢は、罪と決別しようとする意志が現れた結果だと言える。神を信じ、イエス・キリストを救い主として告白する者であっても、生活において罪との戦いは常にある。「クリスチャンは罪を犯さない」と言うことは出来ないが、真理の霊によって罪を犯そうとする思いから守られていると証ししたい。
手紙に書かれた聖句「盗みをしている者は、もう盗んではいけません」の後には、「・・・かえって、困っている人に施しをするため、自分の手をもって正しい仕事をし、ほねおって働きなさい」(同)とある。また聖書には、「盗みをせず、努めて真実を表わすように勧めなさい。それは、彼らがあらゆることで、私たちの救い主である神の教えを飾るようになるためです 」(テトス2:10)ともある。手紙を出すという勇気ある一歩を踏み出した匿名のクリスチャンが、さらにまた一歩すばらしい前進を遂げることを期待している。

「手紙を出すという勇気ある一歩を踏み出した匿名のクリスチャンが、さらにまた一歩すばらしい前進を遂げることを期待している。」というところが、特に良いですね。「困っている人に施しをするため、自分の手をもって正しい仕事をし、ほねおって働きなさい。」という聖書の言葉にも、腰の痛みに耐えつつ先ほどまで事件記録を精査していた身にとっては、心に染み入るものを感じます。


http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060812#1155343334

でもコメントした、名作「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャンが想起されます。