公判前整理手続

今日の午後、ある事件の公判前整理手続期日(第2回)がありました。1時間余り、裁判官主宰の下、主任弁護人である私に対しても次々と質問等があり、それに対応し、終了後はかなりの疲労感がありました。私が、最も元気で活躍していたのは、1990年代の後半でしたが、あの頃は、この程度で疲労感など微塵も感じなかったな、と思い、年をとったという実感が、寂しさの中にありました。
一部のマスコミ関係者にはお話しましたが、公判前の「整理」というのは、こうしてやってみると、なかなか難しいもので、上記のような疲労感は、年をとったからというだけではなく、やはり、手続自体に難しさがあり、また、慣れていないから、ということもあるように思います。この種の手続は、経験したくても簡単に経験できるものではなく、私自身の勉強という意味でも参考になると感じています。
徐々に、公判開始へ向け手続は進行しつつあり、季節の「春」とともに、事件も春を迎えたい、というところです。