草思社はこんなにいい本を出してきた

http://waga.nikkei.co.jp/enjoy/book.aspx?i=MMWAe1000028012008

長く続く出版不況のあおりを受けた格好だ。雑誌や文庫本を持たないことが、草思社の弱みだったと指摘する声がある。経営の面から見れば、確かにそうなのかも知れないが、単行本主体で「いい本」を作ろうと頑張ってきた出版社だけに、すみやかな再建を期待したい。

この記事で紹介されている本の中で、私自身も購入したり書店で手にとってみたりしたものもあり、草思社は、確かに、構造的な出版不況の中で頑張ってきた、という印象が強いですね。書名や装丁などにも、工夫が感じられ、光るものがあったように思います。
インターネットが普及し、本を読む習慣が、ますます廃れつつある状況は、寂しく、また憂慮すべきものがあり(私は、ひたすら買っては読み、という状態ですが)、真面目に頑張る出版社に対しては、税制面で優遇するなど、何らかの公的な支援策も必要ではないか、という気もします。