志布志・県議選事件警察庁検証 県警幹部の責任指摘

http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=8838

検証結果によると、任意の取り調べは、1日で最長13時間40分(休憩含む)。10日間連続で取り調べを受けた者もいた。「選挙違反は交通違反と一緒」といった取調官の不適切な言動も列挙。体調不良の人をベッドで横にならせたまま答えさせたり、手遊びをしたとして机上に両手を乗せる姿勢を保たせたり、不当な取り調べの実態も明記した。
同事件に絡む調べで、取調官が親族の名前を書いた紙を踏ませた「踏み字」にも言及。「親族を思いやる気持ちを傷つける。適切ではなかった」と認めた。

ここまでやって、真相も解明できず、これでは警察が何のために存在しているか、国民に説明がつかないでしょう。鹿児島は、日本警察の基礎を築いた川路利良大警視の出身地ですが、

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E8%B7%AF%E5%88%A9%E8%89%AF

郷里の鹿児島でこのような日本警察史上の汚点と言える大冤罪事件が起き、お墓の中で泣いているのではないかと思います。
そもそも、これだけでたらめな捜査が県警の総力を挙げて行われブレーキが壊れた車のような状態で暴走し、記事にあるように、

本部長のほか、刑事部長、刑事部参事官兼捜査二課長、志布志署長ら幹部を挙げ、「捜査状況等に即した的確な捜査運営が十分になされなかった面が認められる」とした。

といった状態で、取調室に透視鏡をつけたり、誰がやるのか知りませんが、誰かが警察署内をうろうろと見回って歩いたりしても、何の実効性もない、と考えるのが自然です。
これが、江戸時代までの武士なら切腹もので、現代ですから切腹する必要はありませんが、責任があった者は潔くその職を辞す程度のことは当然すべきだと思います。