http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20071229/CK2007122902076024.html
ボツネタ経由。静岡地裁での出来事です。
公判の早期開始を望む長谷川憲一裁判長は20日の第9回の手続きで、突然「公判前整理手続きは失敗だ」「もう、この手続きはやめる」などと漏らし、検察官、弁護人のほか左右陪席の裁判官も残して退席。
その後、期日外で、これまで時間を割いてきた証拠の開示請求を来年1月11日で打ち切る決定を出した。次回の1月21日の第10回で最終の証拠開示を行い、手続きを終結するとみられるという。
上記のような「決定」「終結」が、裁判所の訴訟指揮として適正、妥当な範囲内におさまっているかどうかが問題でしょう。その場にいたわけではないので、事実関係はよくわかりませんが、裁判長に上記のような言動があったとすれば、出席した関係者に対し失礼であるだけでなく、強い不信感も抱かせてしまうもので、かなり問題があるように思います。
公判前整理手続が破綻した場合は、こういった目も当てられないような酷いことになる、という、「悪い先例」になりそうな予感がします。