ヤフオク、携帯電話本体カテゴリなどで商品到着後決済を義務化

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071205-00000061-imp-sci

同社によれば、取引ルールを変更するのは、代金を支払ったにもかかわらず商品が届かないといった詐欺被害の報告件数が、比較的高いというカテゴリ。今後、これらのカテゴリの出品分野で出品者と落札者は、取引方法として「受け取り後決済サービス」または「代金引換」のいずれかを利用する必要がある。ただし、オークションストアの出品は除く。

カーナビ、携帯電話、ギフト券が該当する、とのことですが、昔から、オークション詐欺が多かった、という印象が強いのは各種チケットですね。人気コンサートによっては、数万円、十数万円、あるいはそれ以上といった高値を呼ぶ場合もあり、見逃したら2度と観られない、という心理につけ込んで詐欺を働く、といった事件は、昔からよく発生しています。
エスクローの義務化、ということは、かなり前から、浮かんでは消え、消えてはまた浮かび、といった状態で現在に至っていますが、義務化すれば、確かに、詐欺は減ると予想されるものの、義務化による利用者への負担、オークションでの詐欺は減っても、詐欺行為が他の手段へと移るだけではないかという疑問など、いろいろあって、義務化にまでは踏み切れないまま、現在に至っているという面があります。
上記のような義務化(全面ではありませんが)が、利用者の理解を得られるかどうか、円滑に導入され定着するかどうかが、今後の義務化の流れに大きく影響を与えるような気がします。