マイク、のぞき窓 取調室に設置検討 警察庁長官

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071127-00000071-san-soci

吉村長官は、取調室の状況を室外から確認する措置として、「のぞき窓やマイクを付けることを含め検討している」と説明した。
吉村長官は「昨今、取り調べの在り方が問われる事件が相次ぎ、捜査への信頼が揺らいでいる」と強調。捜査以外の部門による監督、深夜・長時間の取り調べの原則禁止なども検討し、年内か来年の通常国会前までに具体策を打ち出すとした。

その程度の中途半端な対応では、国民の不信感は拭えず、今後の裁判員制度実施にも対応できない、という現状を、まず直視すべきでしょうね。>警察庁長官
例えば、上記のように「原則」禁止、ということは、「例外」もあるわけで、いくら捜査以外の部門が監督する、と言っても、限界があることは明らかと言うしかありません。
このまま、裁判員制度が実施され、現在の取り調べ態勢で、被告人、弁護人から、自白の任意性、信用性について、ある程度具体的な主張が出れば、次々と任意性、信用性が否定されるということになりかねないでしょう。
そこまで厳しい状況に置かれている中で、中途半端な対応ではなく、何をすべきか、ということを真剣に考えるべきだと思います。