http://opentechpress.jp/enterprise/07/09/26/0741228.shtml
グラント氏はicomp設立の目的が、GoogleのDoubleClick買収阻止だとは明言していない。あくまでも「GoogleのDoubleClick買収に懸念を抱いている企業や消費者団体とともに、オンライン・サービス市場が競争原理を維持できるよう、議論していく場だ」としている。
しかしicompの嘆願書が、GoogleのDoubleClick買収に反対するものであることは明らかだ。反対派は、同買収が成立した場合、Googleがインターネット上の広告の80%を支配し、独占禁止法に抵触すると主張している。
「独占」を散々批判されてきたマイクロソフトが、こういった動きに出ること自体、時代の流れを感じますが、キャンペーンの名前「icomp(Initiative for Competitive Online Marketplace)」にも、これをマイクロソフトがやっている、と思うと、一種のブラックユーモア的な笑いを誘うものがあります。
マイクロソフトが本当に「独占」に反対する気があるのなら、もっと早くこういった行動に出るべきだったのではないか、と思われて、このキャンペーンへの賛同者はあまり広がらないような気がします。