柴又の上智大生殺害11年 捜査員ら現場で献花

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070909-00000906-san-soci

警視庁は、これまで延べ約3万7000人の捜査員を投入、現在も15人を専従させて捜査に力を入れている。だが、事件当日は小雨がぱらつき肌寒く、人通りもまばら。目撃情報は少なく、11年間の情報提供は計約650件で、捜査は難航している。

既に11年が経過し、専従捜査員が15名の態勢まで縮小され、しかも、上記のような乏しい情報しか収集できていない状況では、このまま時効が成立してしまう可能性が高いでしょう。
期間限定(例えば3か月程度)で、100名単位の捜査員を投入し、捜査を徹底的に見直しやり直してみるべき点はやり直してみるなど、かなり思い切った手を打つ必要性を感じます。

訪米の両親、解決信じ 上智大生殺害事件から11年
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007090801000128.html

マスコミなど語学力を発揮できる仕事を目指していたという順子さん。遺品を大学に預けた賢二さんは「大きな可能性があった自慢の娘。その娘の夢を打ち砕いた犯人への憤りが込み上げる」と、あらためてやり場のない思いを募らせる。
「今日こそ犯人が捕まるといいね。もう1日頑張るから」。毎朝、仏壇の遺影に語りかける賢二さん。幸子さんも朝晩、順子さんの食事の用意を欠かしていない。

映画「HERO」で、主人公の検事が、担当する事件について語るシーンがありますが、そのシーンを思い出しました。
警視庁にとっては、数ある難事件の中の一つにしか過ぎないかもしれませんが、ご遺族にとっては、「この事件」しかなく、こうして毎日、食事の用意までしつつ、事件解決を待ち望んでいる、ということを、重く受け止めてほしいと思います。