故宮沢元首相の合同葬 安倍首相が追悼の辞

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007082801000597.html

安倍首相は追悼の辞で、宮沢内閣当時の1993年に起きたカンボジア国連平和維持活動(PKO)での文民警察官殺傷事件に触れ「撤収との大勢の意見の中、派遣継続を決断した。現在、わが国の人的貢献は国際的に高く評価され、その礎は宮沢首相の英断で築かれた」と称賛。

安倍首相を悪く言うつもりはありませんが、宮沢氏と比べれば、安倍首相は、首相としての力量、資質がかなり落ちると言うしかないでしょう。
かつての歴代首相を思い出すと、刑事被告人になりながら「闇将軍」として大派閥を率いつつ権勢をほしいままにした田中元首相、ダッカ事件で国際的に強い非難を浴びながら「人命は地球より重い」と、人質解放のため身代金支払等を決断した福田元首相

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20070430#1177903640

でもコメントしたように、「明日枯れる花にも水をやる心を大事にしたい」という言葉に象徴されるような哲人政治家としての大平元首相など、いろいろと思い出されますが、政治家が次第に小粒になり、人間的魅力が失われてきているような気がするのは、おそらく、私だけではないでしょう。