鹿県議選買収 無罪住民に押収品返還/鹿児島地検 4年ぶり1200点、判決確定から5カ月

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押収品が入った段ボール箱十数個がトラックから降ろされ、自宅に運び込まれた。

通常、押収品の返還を受ける場合、検察庁職員が自宅まで持ってきてくれる、ということはなく、取りに来いと言われて検察庁まで取りに行く、という取り扱いになります。勝手に持って行ってしまったものなのに、ひどい話だ、ということになりますが、特捜事件などで、企業などがトラック何台分も押収された証拠品の返還を受ける場合(それも何年もたって)、自己負担で車両を借りたりして検察庁まで取りに行き返還を受けた、という話も聞いたことがあります。その点、鹿児島の事件では、自宅まで返しに行くという、「破格」の対応が行われた、ということは言えるでしょう(だからと言って、誰も喜ばず感謝もしていないと思いますが)。