MDMA?実は抗うつ剤 警視庁が男性誤認逮捕

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070724-00000924-san-soci

同署員による試薬による検査では、MDMAの際とよく似た色の薬物反応を示したことから、錠剤をMDMAを判定。男性を現行犯逮捕した。ところが、警視庁科学捜査研究所で鑑定した結果、錠剤は抗うつ剤だったことが判明。男性を同日午後3時45分ごろに釈放した。
試薬を使って検査をした捜査員は、MDMAの鑑定をしたことがなく、試薬の色の変化を正しく理解していなかったという。

試薬の使用方法に習熟しておく必要性や、よくわからない場合は無理せず身柄を拘束しない、という決断をすべき場合もあることを感じさせる出来事ではないかと思います。
団塊世代の警察官が大量退職し、今後、実務に習熟していない若手警察官が増えるという状況の中で、この種の過誤を防止する方策を十分講じておく必要性は高いと思います。