恐喝逮捕に事務所「誠に遺憾」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070702-00000017-oric-ent

某タレントの事件で、所属事務所が、

弁護士作成の確認書で示談金が支払われ、すでに示談が成立している

代理人立会いのもとに解決した事柄が、何故恐喝逮捕になるのか、事務所の見解としては誠に遺憾と思っております

といったコメントを出しているようですが、関わった弁護士自体が共犯、という場合もありますから、あまり説得力は感じられません。
ただ、この種の事件(「この種」としか言いようがなく、見る人が見ればわかるのですが)は、元々、起訴が難しいものを、それとわかった上で警察が立件している場合もあり(警察にとっては、事件で暴力団関係者が逮捕、勾留されたというだけでも意義がある場合もあります)、あまり、警察発表を鵜呑みにして、捕まった人々を極悪非道視するのもどうか、という気がします。
立件されると、捜査機関からの圧倒的な量の情報に依拠した報道により事実上の裁判が行われ、その後、不起訴になっても多くの人々の頭の中に、「クロ」という強烈な印象がインプットされ社会的に葬り去られる、という、犯罪報道の恐ろしさ、ということを、最近、改めてしみじみと(自分自身のことではありませんが)感じています。