「長久手町立てこもり事件」でTVドラマ差し替え 模倣防止・社会不安を回避

http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2007060202020927.html

番組を変更する基準は、どこにあるのだろうか。
よりどころとなるのは、日本民間放送連盟の放送基準=表=だ。視聴者に不快感を与えないよう定めた第四十六、五十五項に加え、犯罪の描き方を規制した第六十七、七十項で、模倣による連鎖を防ぐ側面もある。

放送基準自体が抽象的なものであり、こういった措置を講じるべきかどうかは、ケースバイケースで検討せざるを得ないでしょう。人の感じ方はそれぞれであり、実際の事件・事故があれば、その後に放映されるドラマ等の中に類似性を見出し、不安、不快等の感情を抱く人は、少数であっても必ずいるはずで、どこで線を引くかという問題には、難しいものがあります。
中止や変更はせず、事件・事故の前から準備されていた旨のテロップを流しつつ放映し、理解を得る努力をするとともに無用な不安感等を抱かせないようにする、という方法で臨むことも、十分検討されて良いと思います。