http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070506k0000m010107000c.html
昨年7月、「A級が合祀され……私あれ以来参拝していない」という昭和天皇の発言を記した富田朝彦元宮内庁長官のメモが公表されたのに続き、先月には、天皇の参拝が途絶えた理由を「A級戦犯合祀が御意に召さず」として、富田メモを裏付ける卜部(うらべ)亮吾元侍従の日記が新たに発見され、遺族会内には動揺が広がった。
昭和39年に生まれた私も、富田メモや卜部日記には、かなり強い印象を受けましたから、遺族会内で動揺が広がったことはよくわかります。
ただ、昭和天皇の考えがこうだったからこうしなくてはならない、という問題でもないように思います。それはそれで1つの重要な参考資料としつつ、今後、どうあるべきか、何をすべきかは、日本国民として、独自の立場で考えるべき問題でしょう。そういった主体的な姿勢こそ、昭和天皇が国民に望まれていたことではないか、という気がします。