- 作者: 半藤一利
- 出版社/メーカー: アスコム
- 発売日: 2007/04/28
- メディア: 単行本
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六本木ヒルズ内に腰を落ち着け、先ほど、近くの青山ブックセンターへ行ったところ、この本があったので、早速購入し、少し読みました。
半藤氏が、かつて行った対談を再編集したもので、戦争体験者との対談が掲載されていて、体験した者でなければ語れない迫真性(刑事事件の判決で好んで使われるフレーズですが)が感じられます。
例えば、終戦時の阿南陸軍大臣が何を考えて行動していたかは、同大臣が自決したこともあって、いろいろな本を読んでもよくわからないのですが、上記の本の128頁以下では、「秘書官から見た阿南陸相」として、身近にいた当時の秘書官の見方が紹介されていて、かなり参考になるものがありました(興味がある方は読んでみてください)。
歴史の目撃者、証人が次々と鬼籍に入る中、こういった企画は貴重だと思います。