ネット利用の選挙運動、参院選は解禁見送りへ

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070429i102.htm?from=main1

公明党内には、「相手陣営の支持者らによって、ホームページ上で大量のひぼう中傷や、別人が本人の名をかたる『なりすまし』が行われたら、選挙戦に重大な影響が出る」などの懸念が少なくない。26日の与党公職選挙法プロジェクトチームの会合でも、公明党は慎重な検討を求めた。

現在の選挙戦の中でも、何者かによる「怪文書」が配布される、それも大量に、といったことは、かなり起きています。媒体は何であれ、正当な批判の範疇を超えた誹謗、中傷が許されないことは言うまでもありませんが、インターネットが利用された場合、誹謗、中傷だけでなく、それに対する反発、反論、真実はこうである、といった真面目な情報等々も発信される可能性が高く、人々のインターネットに関するリテラシーが高まれば高まるほど、いい加減な情報は淘汰されて行くことになる可能性も高まるでしょう。そこが、紙で配布され、書いてある内容を、すぐには他でチェックできない怪文書の類とは根本的に異なるところではないかと思います。
上記のような「懸念」はそれなりに理解できますが、積極的に踏み出して行かないと何も変わらないでしょう。