プライバシー団体、グーグルのダブルクリック買収に異議申し立て

http://www.computerworld.jp/topics/smg/63051.html

グーグルは、インターネット・ユーザーの検索やサイト利用に関する情報を収集し、ユーザーの閲覧や購入履歴などを追跡して、その結果を広告ビジネスに活用している。またダブルクリックは、バナー広告に組み込まれたCookieによってユーザーの行動を追跡し、広告主にその情報を提供することで、ターゲット層に合わせて広告メッセージの訴求効果を高められるよう支援している。
3つの市民団体は、そうした個人情報の収集は重大なプライバシー問題をもたらすと警鐘を鳴らしている。

3団体はFTCに以下を求めている。

・グーグルのダブルクリック買収が、インターネット・ユーザーの行動を追跡する同社の能力にどのような影響を与えるかを調査すること
Cookieやそのほかのユーザー識別情報の利用に関する明示的な承諾をダブルクリックがユーザーから事前に得ていない場合は、ダブルクリックがグーグルに譲渡するすべての記録から、それらを削除するようダブルクリックに命じること
・グーグルに対し、OECDプライバシー・ガイドラインなどのプライバシー基準にどのように対応するかを公に説明するよう命じること
・グーグルが保有する個人特定が可能なデータについて、その対象者に妥当なアクセス手段を提供するようグーグルに命じること
・有効なデータ破棄ポリシーを確立するようグーグルに命じること

上記のような情報収集が、直ちにプライバシー侵害になるとは思いませんが、収集される情報が膨大になればなるほど、そういった情報が個人と結び付けられた際の影響が甚大であり、そのような危険性は、単に、サービスを提供している組織の自律のみに委ねるのではなく、その活動を過度に制約しない範囲内において、適切なルールを定めることで、慎重に除去される必要があるでしょう。
その意味で、上記の要望事項のうち、「有効なデータ破棄ポリシーを確立するようグーグルに命じること」は、グーグルとしてもかなり痛いところを突かれた形にはなっているのではないか、と思います。他の要望事項を含め、現在問題となり、今後もますます大きな問題となって行くことが確実な点を突いていて、アメリカは日本よりもさらに先を行っている、ということを感じました。