刑法講義総論・各論(新版第2版)大谷 實 

http://www.seibundoh.co.jp/book_s/book.cgi?Isbn=ISBN4-7923-1756-0
http://www.seibundoh.co.jp/book_s/book.cgi?Isbn=ISBN4-7923-1757-7

私は、団藤説・大塚説で刑法を勉強して司法試験に合格した実務家なので、やはり、そういった流れをくむ大谷先生の刑法のような本を読むと、何となく気持ちが落ち着く(?)ような気がします。
当否はともかく、現状の刑事実務では行為無価値といったこともかなり重視されるので、この辺の考え方で自説を固めておくのは悪いことではないと思います。
余談ですが、早稲田大学正門の前にある成文堂書店には、学生時代、よく行ったもので、懐かしいですね。今でも、多分、同様だと思いますが、2階にある法律書の充実度はかなりのもので、そこで、いろいろな本を購入したものです。
せっかく刑法の勉強をする以上、予備校の出した手軽な本ばかりを読むのではなく、上記のような重厚な本も読んで、しっかり勉強してもらいたいという気がします。>司法試験受験生の皆さん