堀江被告、涙の最終弁論で無罪主張…ライブドア事件公判

http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200701/sha2007012700.html

“涙のホリエ節”の前には、堀江被告を担当する元検事の弁護人らが約2時間にも及ぶ最終弁論で古巣の捜査を批判。戦前「検察ファッショ」との言葉を生んだ帝人事件を引き合いに「犯罪事実がないのに検察が事件をつくり上げた」と指摘、無罪を強調した。

堀江被告人は、遂に、「冤罪」の犠牲者としての役割を演じきりましたが、それが単なる茶番に終わるのではなく真の犠牲者だったかどうかは、裁判所が判断するでしょう。具体的な証拠に接していない者として、軽々なコメントは差し控えておきますが、「ない」事件を「ある」(最近の事件で言うと「あるある」かもしれませんが)ものとして作り上げてしまい、全員無罪となった帝人事件と、徹底的に争っているのは堀江被告人など一部で、主要な被告人は認めているライブドア事件を同列に論じてしまうのは、ちょっとどうかな、という気はします。
この種の「大弁論」は、マスコミ受けはしても、裁判所には受けない、ということを、将来のある若手弁護士の方々は、よく覚えておいたほうが良いでしょう。
判決が注目されます。