http://www.asahi.com/national/update/1226/TKY200612260109.html
最大の争点は、事件の農薬が、奥西死刑囚が自白し、確定判決が凶器と認定したニッカリンTだったかどうか。ブドウ酒の飲み残りからニッカリンTに必ず含まれる成分が検出されなかった理由などが争われた。異議審は今年9月、この問題で弁護団の鑑定をした2教授を証人尋問。そして「ニッカリンTが混入されてもこの成分が検出されないことはあり得る」などとして、検察側の主張を認めた。
再審開始決定(要旨)を読んだ感想は、以前、
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050406#p1
で述べた通りですが、上記の「あり得る」という判断の妥当性は、当然、今後も問題になるでしょう。
問題点や証拠は出尽くしているはずですから、今後は最高裁で慎重の上にも慎重に審理していただきたいと思います。