警察官、10万人が退職へ

http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/0000125573.shtml

本年度は1万300人が退職。大量退職が本格化する2007年度には1万1700人とピークを迎え、その後は2015年度まで毎年1万人前後が退職する。10年間の合計は10万4400人に上り、本年度の定員25万1300人の42%に当たる。

私が検事に任官したのは平成元年ですが、そのころは、まだ東京地検(高検や最高検も入っていた)の建物は、古い建物(現在の弁護士会館の場所に建っていました)で、夕方になると、いろいろな部屋で酒盛りが始まって、そこに若手検事も加わり、先輩検事からいろいろな経験談などを聞いたものでした。
私は、新任明けで徳島へ行きましたが、そこでも、同様に、いろいろと教えてもらったものでした。お酒抜きで、先輩検事の部屋へ行って、教えてもらったということも、よくありました。
捜査をやっていると、教科書には書いていないようなことが次々と起きますから、警察が上記のような状況になると、捜査力が確実に低下するでしょう。いろいろなコミュニティを作るなどして、後輩が先輩に、気軽に質問等ができる、という態勢を確立することが急務だと思います。