法制審議会を問う 法務省のお目付け役? 追認機関?

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060927/mng_____tokuho__000.shtml

法制審議会について、特に、共謀罪を巡る動きが厳しく検証されていて、なかなか興味深いものがあります。

岩村氏も国会審議のあり方に疑問を呈す。「特に刑事法関係の法案が素早く通ってしまう。ピッキングに関する法案は、日弁連が意見書を作っている最中に通ってしまった。共謀罪は対決法案になったが、他はシャンシャンと通っているのが、今の日本の状態。審議会は法務省の翼賛機関ではないのだから、しっかりしなくてはならないが、国会の方も考えないと」

こういった批判的な見方をしている人は、かなり多いのではないか、という印象があります。
私自身、現在の法制審議会における検討状況を実際に見たことはないので、「翼賛機関」化しているかどうかは何とも言えませんが、権力の中にいる、あるいは権力の側にすり寄って過ごす、というのは、それなりに心地よいもので、法制審議会が、そういった心地よさに流れ、法務省の「プードル」化してしまうようなことがあれば、有害無益の機関として存在する意味はないと思います。