金大中事件「韓国政府の関与」明言へ…真相究明委

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060921it01.htm?from=top

調査結果は韓国政府として初めて、事件を当時の情報機関・中央情報部(KCIA)の組織的犯行と認定し、当時の李厚洛(イ・フラク)中央情報部長の指示だったことが明らかにされる見通し。
同事件では、拉致現場の東京都内のホテルから、韓国大使館の金東雲(キム・ドンウン)一等書記官(当時)の指紋が検出され、警視庁はKCIAによる犯行と見て捜査を進めたが、最終的に当時の田中角栄首相と金鍾泌首相の日韓首相会談などで政治決着した。

日本としては、北朝鮮による拉致事件に対しては、徹底究明、犯人引渡を要求しながら、金大中事件については、「政治決着済みだから」ということで、うやむや、では、同じ拉致事件であるにもかかわらず、一貫性がなく、北朝鮮に対する強硬姿勢に疑問符がつきかねないでしょう。報道によると、上記の金東雲氏は韓国国内にいて犯行を認めている、とのことで、犯人が国外にいるので時効も停止していますから、現時点で、日本で訴追することは十分可能な状況です。
まずは、このあたりから、安倍新首相のお手並みを拝見したいと思います。