<大阪>市公社理事長飲酒運転 和泉市長が謝罪

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060915-00000002-abc-l27

奥村弁護士のブログで知りました。

http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20060916/1158356089

理事長は、市から懲戒処分を受け、公社の理事長も辞職する意向ですが、「(Q.公務員の飲酒事故が相次いでいるが?)公務員はストレスが多い。ストレスは酒を飲んで発散させるしかない」と、開き直りともとれる発言をしています。こうした発言に対し、市には、「反省の色がない」などといった、市民からの苦情や抗議の電話が相次いでいるということです。

「恥の上塗り」という言葉を思い出します。苦情や抗議の電話が相次いでいるのも、もっともでしょう。
この論法が通用するなら(通用しませんが)、

弁護士はストレスが多い。ストレスは酒を飲んで発散させるしかない。
医師はストレスが多い。ストレスは酒を飲んで発散させるしかない。
接客業はストレスが多い。ストレスは酒を飲んで発散させるしかない。
運転手はストレスが多い。ストレスは酒を飲んで発散させるしかない。
サラリーマンはストレスが多い。ストレスは酒を飲んで発散させるしかない。
主婦はストレスが多い。ストレスは酒を飲んで発散させるしかない。
大学生はストレスが多い。ストレスは酒を飲んで発散させるしかない。
司法試験受験生はストレスが多い。ストレスは酒を飲んで発散させるしかない。
大学教員はストレスが多い。ストレスは酒を飲んで発散させるしかない。

等々、何でも使えるでしょう。要するに、誰にもストレスはあり、それを発散させるための飲酒の上での運転が正当化されることなどありえない、ということです。
ストレスが、自分特有のものだと開き直ること自体が不遜であり、しかも、ストレスからの逃避を酒に求めることの不健全さを自覚すらしていない、というところにも、救い難いものを感じます。