ロンドン警視庁、対テロ監視対象は数千人 広がる脅威

http://www.sankei.co.jp/news/060902/kok056.htm

ロンドン警視庁の対テロ捜査責任者、ピーター・クラーク氏が「数の問題ではないが、監視しなければいけない人物の数はすでに数千人規模に上っている」と語ったと伝えた。
クラーク氏は「テロリストやテロ攻撃に加担する者以外にその支援者やテロを奨励する者も含まれている」と話し、テロ捜査の結果から、2001年の米中枢同時テロ以降、海外からのテロリストだけでなく、英国内でもテロ組織が拡大し、テロの脅威を生み出していると強調したという。

先日の、某番組の収録の際、少し話しましたが、テロ事件を未然に防止するために必要なのは、共謀罪のようなものではなく、上記のように、日頃から地道な情報収集をこつこつと行う中での、決定的な情報だと思います。マスコミ関係者がよくやっているように、日頃から定点観測を行う中で、ちょっとした、いつもとは違う動きがある、というだけでも、他の情報と突合することなどで、不穏な動きが察知できる場合もあります。
そのような、情報収集態勢が、日本の場合、どこまであるかというと、お寒い状態ではないかと憂慮されます。
頭の中で観念的に作り上げた脅威ではなく、現実に存在する、「今そこにある危機」に対して、いかに効果的に対処するか、という発想が必要でしょう。