元豊田労基署長ら、漏洩先企業の法人会員券でゴルフ

http://www.asahi.com/national/update/0813/NGY200608120015.html

豊田労働基準監督署(愛知県豊田市)で労働条件の相談に応じる国家公務員(非常勤)の総合労働相談員が03年、出身企業である自動車部品メーカー「大豊工業」(同市)に内部告発情報を伝えた疑いがある問題で、当時の同労基署長や、歴代課長らが相談員に誘われ、同社が法人契約を結んでいるゴルフ場の割引券を使い、同社員らとゴルフをしていたことが分かった。

職務に関して直接的に金品をやりとりしないように、誰かを間にかませて、というのは、よくある話ですね。
昔、ある地検で、脱税事件の捜査を担当していた際、税務署出身の税理士が、税務署幹部を接待し、お土産に金券(デパートなどで使える10万円くらいのプリペイドカードだったと記憶しています)をそれぞれに渡し、かかった経費を、顧問先の法人に請求している証拠が出てきたことがありました。なるほど、こうやって持ちつ持たれつでやっているんだな、と思った記憶があります。その税務署幹部や税理士が、その後、どうなったかは、ご想像にお任せします。
この種の話は、世の中にはごろごろしていますから、警察の知能犯捜査担当者は、いくらでもがんばる余地があるということです。