http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060730i201.htm
しかし、時効まで4年と迫る中で、特捜本部は、犯人が短時間で3人を射殺しながら、事務所内の金庫にあった売上金約500万円を持ち出さずに逃走している点に改めて着目。また、事件当夜、同店から北西に約30メートル離れた公園で、午後9時過ぎまで盆踊り大会が開かれており、多くの住民が集まる状況で、強盗を決行するのは不自然との見方も強まっている。
特捜本部は、依然として強盗目的の犯行との見方を捨ててはいないが、強盗犯捜査に軸足を置いた従来の捜査方針を転換し、えん恨の可能性もあるとみて、稲垣さんら被害者周辺の捜査を強化している。
捜査は、特に初動において、考えられる可能性を幅広く視野に入れ、網羅的に進める必要があると言えるでしょう。上記のような捜査方針の転換は、遅きに失した、という批判を免れることができないと思います。
とはいえ、この種事件が解決されず迷宮入りしてしまうべきでもなく、お座なりではない徹底した捜査が行われる必要性は高いでしょう。