「うっかり寝込んでしまい、目が覚めたら北朝鮮にいた」

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/06/30/20060630000006.html

エンジンのない木製の小舟が群山近海から南北境界線までの数十、数百キロを自然に流されたという話を誰が信じるだろうか。もしそうではなく、キムさんの言う「目が覚めてみたら大海原だった」というその場所が群山からさほど離れていないところだったとすれば、それは北朝鮮の船舶が特定の目的を持って南方限界線を越えてきていたと自白したことになる。
また、それほど幸せに暮らしてきたという人が、自分の行方が分からなくなって母がどんなつらい思いをしているかを知りながら、30年もの間1通の便りも送らなかったということがあり得るだろうか。

拉致された横田めぐみさんの元夫の、噴飯ものの会見でしたが、朝鮮日報は、上記の通り、社説で厳しく批判しています。「見え透いた嘘」というのは、こういう嘘を言うのでしょう。
社説では、その上で、

韓国政府はこの「茶番劇」を観覧して、これからどうしようと考えただろうか。「ああ、そういう事情だったのか」と言いながら、平然とまた背を向けてしまうのだろうか。

と、韓国政府の対応を厳しく問うていて、日本における主流の論調にかなり近いと言えるでしょう。
この問題に関する今後の韓国国内の動きからも、目が離せないと思います。