「衝動的犯行」見方強まる、豪憲君殺害容疑の容疑者

http://www.asahi.com/national/update/0625/TKY200606250309.html

捜査では、被疑者の供述について、信用性確保のためにも、合理的か、裏付けがとれるか、他の証拠と整合性があるか、等々のあらゆる観点から検証が行われます。
ただ、裏付けが取れない部分も残るのが普通で、被疑者の特異な性格等もあって、最後まで、不自然、不合理な部分が残るということも少なくありません。
特に、「計画性」について、捜査機関は、計画性があったのではないか、という観点で徹底的に追及するものですが、被疑者としては、これ以上悪者になりたくない、刑が重くなるのは嫌だ、という気持ちから、計画性があっても否定する場合が多く、計画性が客観的な行為として表れている場合はともかく、そのような部分がなかったり少なければ、計画性への追及が中途半端に終わるという場合も少なくないのが実状でしょう。
捜査の限界、ということが、どうしても出てきます。

「玄関の血痕、始末せず 犯行の計画性薄れる、秋田小1男児殺害事件」
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006062601000241.html