施設庁談合 『組織的』認めOBら嘆願書

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060529/eve_____sya_____000.shtml

嘆願書の文面は三人の弁護士を交えて何度も検討したという。被告ごとの嘆願書と三人一緒のものとがあり、三人一緒のものには「談合は非難されるべき行為であり、相次いで摘発されてきた。それにもかかわらず繰り返されるのは、さまざまな要因が絡み合い重なり合った、いわば日本の社会に根ざしたものだ」との説明がある。
その上で「事件は三人だけの責任ではなく、施設庁出身者、工事に携わった者など関係者すべてが真剣に受け止め、反省すべきものだ」としている。最後に裁判所に対し「寛大なご処置」を希望して結んでいる。

こういう、一種の「共犯者」(広い意味での)が、上記のような嘆願書を出しても、その効果は期待できないでしょう。むしろ、「日本の社会に根ざしたものだ」などと、他人事のように書いているところが、裁判所の怒りをかう恐れすらあると思います。
散々、談合に加担して、多額の退職金をもらい、天下りして甘い汁を吸っておいて、今さら、真剣に受け止めるだの、反省すべき、などと言って、何になるんでしょうか?
古来、「盗っ人猛々しい」という言葉がありますが、それを思い出しました。引っ込んでいるべき人間たちは、おとなしく世間の片隅に引っ込んでいろ、というところでしょう。
私なら、こんな間抜けな嘆願書は、被告人を叱りつけてでも出させないですね。