「ブランドイメージの劣るロースクールの無策」

http://benli.typepad.com/annex_jp/2006/05/post_6.html

若干、感想を述べると、今後は、確かにこういったブランドイメージの構築、ということも必要とはいえ、まず、「中身」を充実させることが先決でしょう。
大衆に支持される著名ブランドが、なぜ支持されているか(それなりに高価なのに)、といえば、単に、格好が良いとか、持っていると自慢になる、といった理由からだけではなく、ブランドが高い品質を保証している、という理由がかなり大きいでしょう。そういった品質は、購入時に備わっていればよい、というものではなく、購入後も、不具合があれば迅速に修理してくれる、といったアフターサービスも、ブランドに対する信頼を獲得するためには重要だと思います。
人間の場合、修理する、というわけには行きませんが、ロースクールで言えば、卒業後も卒業生に対し勉学の機会を提供し続ける、とか、相談等があれば教員が適切に対応する、といったことがきちんとできれば、面倒見が良い、として、ブランドイメージは上がるでしょう。
現状では、学生に対する教育すら、満足に行えていないところが多いというしかなく、ブランドイメージを、今、求めるのは、幼稚園児に、いきなり東大へ入れと言うようなもので、無理だと思います。