依佐美送信所:80年の歴史に幕 太平洋戦争開戦を打電

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060416k0000e040001000c.html

依佐美送信所は、日本初の欧州向け無線通信施設として1929(昭和4)年に開局した。当時、世界最大級とされた長波送信機と8本の鉄塔に張り巡らしたアンテナで、ヨーロッパ各地と通信を行った。当時の欧米向け通信はすべて外国の施設に頼っており、自前の送信所の建設は国家的事業だったという。
しかし、後に軍事目的での利用が優先されて海軍の専用施設となった。日米開戦の暗号もここから真珠湾攻撃の海軍部隊に打電されたという。

施設の一部は保存されるようですが、老朽化のためやむをえないとはいえ、こういった歴史的な建造物が姿を消すというのは寂しいことです。
上記のような歴史とか、果たした役割などを、どこかの資料館、博物館等できちんと紹介するようにしてもらいたいものだと思いました。