自白の信用性など争点に 84年の「日野町事件」 再審の可否 27日結論

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006032500114&genre=D1&area=S10

津地裁は95年6月に無期懲役を言い渡し、大阪高裁と最高裁控訴、上告を棄却して、2000年10月に無期懲役刑が確定した。

終戦直後の混乱期とか、刑事訴訟法の運用が確立していなかった時期の事件ではなく、正に「現代」の事件ですが、この記事を見て感じたのは、最高裁において無罪方向で破棄されるような事件は、担当する調査官の資質や能力等に恵まれているかどうかにより、結論が大きく左右されるのかもしれない、ということでした。
以前、担当した非常に難しい事件について徹底した調査検討を行った、元最高裁調査官の体験記を読んだことがあり、改めて読んでみたいという気持ちになりました。

追記:

再審請求を棄却 滋賀・日野町の強殺事件で大津地裁
http://www.asahi.com/national/update/0327/OSK200603270027.html