http://www.asahi.com/national/update/0126/SEB200601260007.html
映画「ダーティハリー」のハリー・キャラハン刑事(クリント・イーストウッド)を想起させる、すごい警察官ですね。こういう方法では、どんなに中身のある自白が得られても、任意性は確実に否定されますから、公判で証拠として使える自白になりません。
先日、久しぶりに「ダーティハリー3」を観て思ったのですが、ハリー・キャラハン刑事が、単に暴れているだけのアクション映画であれば、あのシリーズはあれだけヒットしなかったでしょう。次々と凶悪な犯罪が起きているにもかかわらず、被疑者・被告人保護に偏した(とも見られる)法制度、物事を杓子定規にしか見られない警察幹部、人気取りに汲々とする政治家、等々に対する、現場の警察官の素朴な怒りが爆発するところに、人々の共感が寄せられ、あれだけのヒットにつながったものと感じました。