東京地裁、開廷5回の迅速判決 裁判員制度にらむ

http://www.asahi.com/national/update/0127/TKY200601260404.html

判決後、弁護人は「予備知識もなく、泥縄で手続きに臨んだ。制限時間を守らねばならず、双方の議論を深める時間がなかった」と戸惑いを口にし、「判決は検察の言い分をそのままなぞった」と批判した。一方、東京地検の伊藤鉄男次席検事は「迅速な審理が行われたことを評価する。今後も手続きを活用し、一層迅速な裁判の実現に努めたい」とコメントした。

裁判員抜きで整理手続が導入されれば、被告人や弁護人が主張・立証したいこと、ある程度時間をかけてやりたいことが、「整理」の名の下に切り捨てられて、裁判所・検察ペースで有罪判決が量産されるためのベルトコンベア化する恐れもある、ということでしょう。