社内の財務担当女性税理士が関与…ライブドア粉飾

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060121-00000005-yom-soci

関係者によると、ライブドアが04年9月期決算で、自社の売り上げに、子会社化する予定のサイト運営「キューズ・ネット」などの預金を付け替え、約10億円の赤字を約14億円の黒字に粉飾した際、財務経理グループマネージャーだったこの女性執行役員は、キューズ社などから仕事の発注を受けたかのように正常取引を装う具体的な手口を、各事業本部に一斉メールで指示していた。

悪事を推奨するわけでは、もちろんありませんが、こういったことを、メールで一斉に知らせるという感覚がよくわからないですね。

簿記学校のホームページのインタビューでは、「社内のいろいろな情報が入ってくるので、より深いところまで入り込んで仕事ができる」と語っていた。

「深みにはまる」と言いますが、より深いところまで入り込んで充実した仕事をするつもりが、深みにはまって、とんだ犯罪の片棒担ぎをしてしまっていたのかもしれません。
今後、社内弁護士、社内税理士、社内公認会計士など、組織内で働く専門家が増えることが予想されますが、職業倫理をきちんと保持し、緊張感を持って職務を遂行する、ということを考える上で、一種の反面教師になる事案かもしれません。