上海領事館員 「遺憾な行為」で自殺 公安関与 政府、中国に抗議

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051229-00000000-san-int

この種の情報活動の糸口になるのは、金、異性関係、使命感といったものだと思います。
金がほしくない、という人は極めて珍しく、また、ある程度金があっても、金はもういらない、という欲のない人も極めて珍しいので、金(経済的利益)の提供は大きな武器になります。
上記の件では、異性関係につけ込んだ圧力があったようですが、女に弱い(男に弱い)人というのは確実に存在するので、そこで転ばせるという方法も、かなり使われているようです。東西冷戦の時代には、共産圏の諸国は資金がないので、お金がかからない異性関係で絡め取ろうとする、という話を、どこかで読んだ記憶があります。中国あたりは、今でもその辺を得意としているのかもしれません。
使命感、というのは、ちょっと意外かもしれませんが、自国が誤った方向へ進むことを防止する、といった、その人なりの使命感から、情報提供を行う、という場合もあるようです。典型的かつ著名なのは、ゾルゲ事件における尾崎秀実でしょう。