ある国における、おとぎ話

本ブログの11月21日コメント欄で、

miura 『大阪のA新聞社の記者さんが友達に語ったところによると、大阪地検の担当検事は、「東京から、やいのやいの言われて、うるさくてしょうがない。」と語っていたそうです。
西村先生のこんな事件よりも、橋本龍太郎の1億円事件の方が大きいと思うんですが。』

とのコメントをいただきました。
それに関連して、ある国における、おとぎ話を1つ。
その国では、かつて刑事被告人が隠然たる勢力を持ち、政界を支配し、栄耀栄華をほしいままにしていました。しかし、諸行無常は世の習い、その刑事被告人は病に倒れて亡くなり、その国の流れも次第に変わって、亡くなった刑事被告人に敵対していた勢力の中から、新しい流れに乗った新たな支配者が生まれ、国民の絶大な支持を受けるようになりました。亡くなった刑事被告人の下にいた人々は、新たな流れになかなか乗ることが出来ず、旧態依然とした資金集めに終始し、その結果、司直の手が入ることになり、正に「塀の内側に落ちかねない」状況になってしまいました。新たな支配者は、敵対していた勢力の人々が塀の内側に落ちる寸前までは、司直にやりたいだけやらせていましたが、本当に塀の内側に落ちてしまえば、その国の国民性から、「そこまで追い込むのは哀れだ。非情過ぎる。」といった批判も受けかねないことを考慮し、塀の内側に落ちる寸前で、それとなく、「そろそろ、その辺で。」と伝え、あうんの呼吸の下、塀の内側に落ちかけた人々は、かろうじて落ちずに人々の前から姿を消して行きました。
その一方で、その国の中枢に関わらない政治家については、悪事を働けば情け容赦なく摘発されることになっていて、最近も、弁護士でなければできない仕事を無資格者に行わせていたのではないかという疑いで、弁護士資格を持つ政治家に司直の手が伸びようとしていることが大きく報道されていたそうです。くわばら、くわばら。