国立大学に“学割監査”信頼性揺るがす恐れ

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050828/mng_____sei_____000.shtml

本年度の最低額は高岡短期大学富山県)の百三十一万円(半年間)
(中略)
契約額の安い大学は、高岡短大に次いで、政策研究大学院大(東京都)の二百十万円、富山大二百十万円、富山医科薬科大二百八十八万円−と続く。いずれもあずさ監査法人が担当。富山県の三大学は十月一日に統合するため九月末までの半年間の契約になっている。

文部科学省は「安価かもしれないが、企業に比べて訴追されるリスクが少ないので合理的な価格だ」と話す。あずさは「質を確保した上で合理化を進めており、安値受注ではない」としている。

監査は私の専門外ですが、上記の金額でとても適正な利益が出ているとは思えませんし、収支トントンも無理でしょう。
小規模だとしても、一応、「大学」で、何名かが一定期間監査業務を行った場合に、上記の金額が「合理的な」価格になるとは思えません。訴追されるリスクが多くても少なくても、もっともらわないと、監査の名に恥じない仕事はできないのでは?と思います。
報酬というのは、なかなかもらいにくいものではありますが、合理化の努力はしつつ、もらうべきものはもらっておかないと、仕事の質の低下を招きかねません。