小泉バッジ忘れ…「クール・ビズ」でうっかり

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_06/t2005060867.html

首相は本会議前、全国市長会議に上着なし、ノーネクタイの軽装で出席。その後、いったん首相官邸に戻って上着とネクタイの姿で国会へ向かっており、着たり脱いだりの繰り返しが、うっかりミスを招いたようだ。

結局、バッジというのは、上着着用を当然の前提にしていると思いますね。
私の場合、上着を着ていないことも多いので、常に弁護士の身分証明書(日弁連発行)を、他の証明書や各種カード(入館・入室にカードが必要なところが多く何枚も持ち歩いています)と一緒にケースへ入れて持ち歩き、必要に応じて提示し、弁護士であることを証明しています(しかし、下記の通り、証明しているつもり、されているつもりというだけかもしれません)。
以前、警察に接見に行った際、留置係の警察官に、「こういう身分証明書があるんですね。」などと言われて、大変珍しがられたことがありますから、警察へ行く大多数の弁護士は、上着を着用してバッジをつけている、というスタイルなんでしょう。
小泉首相であれば、バッジや身分証明書がなくても、小泉首相であることがすぐにわかりますが、一般の人間の場合、弁護士バッジをつけていても、バッジを借りたり盗んだりしてつけているだけかもしれず、バッジで身分確認をするというのは、実際は身分確認にはなっていないと言えるでしょう。
それよりは、写真付きのフォトIDのほうが、まだマシですが、それであっても、写真だけ貼り替えていたり、あるいは全体が偽造かも知れず、絶対的な証明力まではないでしょう。
住民票とか戸籍謄本、と言っても、本人が知らないうちに勝手に住民票が移動させられて悪用されていたり、あるいは、困窮した人から、その人の戸籍を金で買って完全になりすます、ということも、実際に発生しており、そういうものがあるから本人と確認できる、という単純なものではないです、と言い始めると、下のエントリーの話題に突入しますから、今日はこの辺でやめておきましょう。

追記:

バッジというものは、上着に付けっぱなしにしておいたほうが、無くさないもののようです(上着自体を無くしてしまえばそれまでですが)。
ポケットや財布に入れて持ち歩いたりしていると、つい、ぽろっと落としてしまって無くしてしまう、という例が多いようです。
個人的には、弁護士も、アメリカの警察のような方法で、最近、日本の警察も採用した、大きめのバッジを専用ケースに入れて(身分証明書とともに)持ち歩き、必要に応じ、バッジが見える状態で、ケースを上着の外ポケットとかベルトに差して身分がわかるようにする、というのが良いと思っています。