2女性強殺容疑の静岡大生“完黙”…31日に拘置満期

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050329i415.htm

犯行と直接結びつく物的証拠や自供は得られておらず、静岡地検が起訴に踏み切るかどうかが注目される。

状況証拠によって、どこまで立証が可能かどうかがポイントでしょう。
このニュースで紹介されている事情が、証拠により把握されているもののすべてかどうかはわかりませんが、気になるのは、まず、動機です。亡くなった知人が治療を受けていたクリニックや医師を恨んでいたとしても、それらと直接は関係ない女性従業員を2名も殺害するものなのか?
また、犯行と被疑者を結びつける物証が何もない、とすれば、立証は難航しそうです。2名を殺害していれば、犯人側も相当の返り血を浴びているはずで、勾留中の被疑者の周囲で、微量ではあっても血痕が発見されるといった物証が皆無、というのも、解せないものがあります。