経営側の9割「問題あり」 成果主義に悩む労務担当者

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050320-00000059-kyodo-bus_all

1990年代後半から急速に導入が進んだ米国型成果主義だが、日本型の人事処遇制度やチームプレー重視に必ずしもなじまずに各企業が悩んでおり、運用面で修正の方向に進んでいることが分かる。

問題は、成果の測定でしょうね。成果が測定しにくい仕事もあります。
営業など、金額やその他の目に見える結果が出る場合はわかりやすいですが、例えば管理系の仕事の場合、成果の測定は非常に困難でしょう。私のような仕事をしていると、いろいろな関係者と交渉して、大きなトラブルになる前に円満に解決、終息させる、といった場面が少なくありませんが(その結果無駄な裁判費用が節約できたりします)、これが企業の業績評価の対象になれば、「よかったな。」程度で終わってしまう可能性が高いでしょう。
評価を行う側のスキルアップも必要不可欠ですが、その点についても、非常に問題があるケースが多いようです。
日本人の「就社」意識がもっと低くなり、労働市場がさらに流動化して、職種やスキルに応じて報酬が決まる、という傾向がもっと強くなる必要があるのではないかと感じます。